ボルネオ島の案内人|遊・食・旅 'Blog

ボルネオ島のコタキナバルに魅せられ住み続けている筆者が遊び・グルメ・観光・旅情報などを発信

美味しい地酒を楽しむ

昨夜はちょっと飲み過ぎました。自家製の醸造酒タパイ Tapai を友人と遅くまで。コタキナバルでは先住民族が作る地酒が美味しい。今回は何種類かの地酒を簡単にご紹介します。

 

自家製酒、密造酒?

1. タパイ Tapai

お米を発酵させて作ったいわゆるどぶろく酒。カダサンドゥスン族の住む村へ遊びに行けば昼間から振る舞われます。正式に飲み方は壺に入ったタパイをストローで回し飲みするのが習慣。結婚式などお祝い事には欠かせないお酒。または1つのコップで回し飲みしたりと、いづれにしても切りなく飲み続けなければなりません。そこで断ったりしたら場が盛り下がりますからね。酔っ払って動けなくなったら男も女もそこで寝てけばいいだけです。スーパーなどで買うことは出来ない自家製のお酒です。

2. リヒン Lihing

タパイをさらに寝かせ熟成させた甘みのある酒。最近ではお土産屋さんなどで販売されていますがちょっと高め。甘めのお酒が好きな人にはいいかもしれませんが、私はお金を出して買うならタパイで十分です。

3. モントク Montoku

上の2つは醸造酒ですが、これは蒸留酒。リヒンを蒸留させたお酒。これは普通にスーパーなどでビールの空き瓶に入れられて販売されています。大瓶で150円位、とても安く買えます。冷やしてシークワーサーを絞って飲むといけます。

4. バハール Bahar、トディ Toddy

ココナッツから作ったお酒で、まさに密造酒といった感じ。マレー半島では トディと呼ぶのが一般的。匂いがきつくフレッシュな状態でないと飲めないお酒。

私はコタキナバルではバハールは飲んだことがありませんが、クアラルンプールに住んでた時にはトディは一時ハマりました。

密造酒なので公には販売されないので探すのに一苦労。インド系の人たちが楽しむお酒なので、彼らが集まっているところを探したりしました。

知り合いに有名な場所があるからと郊外まで一緒に飲みに。大通りから1本奥に入ったところに駐車された沢山の車。掘っ建て小屋の下に沢山の人がみんなトディを飲んでます。多くはインド系ですが、中華系も混じって昼間から賑やか。 

トディはそのままではちょっと匂いがきついので、黒ビールで割って飲むのが人気です。確かに匂いも弱くなり飲みやすくなります。

 

二日酔いの朝はこの朝食

ハムチョイ麺 Ham Choi

で、昨夜は飲みすぎてちょっと二日酔い気味。そんな日に食べるのがこれ。

一見、海苔がかかっているかと思いますが、黒っぽく見えるのはハムチョイという野沢菜を酸っぱくした感じのこちらの漬物です。中華系のお店に行くとハムチョイを使った料理がいろいろあります。他の野菜と混ぜたり、魚のあんかけソースに使ったり。

これはハムチョイスープ麺で、さっぱりして二日酔いの朝にぴったりです。他にお肉や野菜も入っているのでボリューム満点。風邪などで食欲が無い時だったら麺を抜きでスープだけにしたり、お粥を入れたりしても美味しいです。

 

寝起きは気分悪かったですが、これを食べてだいぶスッキリしてきました。仕事が終わる夜にはまた飲みたくなるのでしょうか・・。

 

ではでは、良い週末を!

 

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