ボルネオ島の案内人|遊・食・旅 'Blog

ボルネオ島のコタキナバルに魅せられ住み続けている筆者が遊び・グルメ・観光・旅情報などを発信

カダサンドゥスン族の伝統料理

コタキナバルに来たら何を食べようか?現地観光・オプショナルツアーに参加して自然や動物、海などを楽しむ人が多いですが、現地のグルメを楽しみたい人もいらっしゃいます。多民族国家マレーシア、食べ物もいろいろあって悩むところです。

 

カダサン・ドゥスン族料理が食べれるレストラン

D'Place Kinabalu カダサンドゥスン料理レストラン

地元の食堂やフードコートでローカルフード、B級グルメも美味しく食べれますが、古くから伝わる伝統的料理が食べれるお店は少ないのですが、昨年の12月に市内中心部にカダサンドゥスン族の料理を提供する専門レストランがオープンしました。弊社の観光ツアー時の食事場所としても利用させて頂いていますが、とても好評です。

 

昼食と夕食の時間帯はビュッフェスタイルの食事が楽しめ、料金もお手頃でいづれも1000円以下です。夕食時には毎日19時30分から30分程のカルチャーダンスが披露されます。

料理は野菜、肉、魚とバリエーションも豊富で、味付けもくどくなく日本人でも食べやすい料理だと思います。

グループの場合は個室もあり、オリジナルのセットメニューをオーダーすることもできます。

 

店内は明るい雰囲気で、テラス席には喫煙コーナーも設けられています。

D'Place Kinabalu の店内

 

料理を盛るお皿は籐製の器にバナナの葉です。伝統的料理っぽいですね。

カダサンドゥスン料理

 

辛いもの好きにには、サンバルというチリソースがオススメ。私は何にでもかけます。

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ヒナバという生魚のマリネもあります。現地で唯一、生魚を使った料理です。酸っぱくてライムが効いて美味しいです。この料理はなかなか食べれません。(写真中央)

サバ州伝統料理のヒナバ

 

アンブヤットというブルネイから伝わった料理。サゴ椰子の幹から採れるデンプンをお湯と混ぜて作ります。水飴のように割り箸を上手に使って取り分けてくれます。

アンブヤット Ambuyat

酸味の効いたソースを絡めて食べます。

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デザートも何種類かあり、このサゴ椰子とかぼちゃのデザートは絶品です。

サゴ椰子のデザート

 

チキンカレーや野菜のマレーソース炒め、カラッと揚がった小魚フライ、バナナの葉に包まれたもち米など、いろいろな料理が楽しめます。

 

 

そして、タンパク質補給に最適なものも食べれます。これは別料金が必要ですが、まさに伝統的料理、というか食材ですね・・・。

 

デンプン質が採取できるサゴ椰子の幹を切った一部分も展示されています。

この木屑を持ち上げて見ると・・・。

サゴ椰子の幹

 

 

 

幹に棲みつくゾウムシの幼虫です。

BUTODと言います。

いろんな料理に調理してくれます。

そして、生でも食べれます。

頭部分はちょっと硬いので、それ以外をパクッと踊り喰いです。新鮮です!

ほんのり甘くクリーミー。

 

私も何度も食べています。

修学旅行生が訪問する村で行われるプログラムの一つで、このBUTODを出します。

最初は「キャー、キャー」言ってますが、

一人が挑戦すると、意外とみんな食べるものです。

 

ビュッフェ料理にはこのBUTODは入っていませんので、ご安心を。

 

せっかくの機会、コタキナバルへ来た際に挑戦してみませんか。

 

ではでは、良い週末を!

 

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