昔ながらの水上集落が残る町
こんにちは、コタキナバル現地ツアー会社のブログです。
水上集落のことをマレーシア語でカンポン・アイル Kampung Airと言います。
Kampungは村、Airは水、という意味です。
コタキナバル市内や近郊には水上集落が何ヶ所かあり、
昔ながらの生活をしている民族が住んでいます。
近年では政府方針で水上から陸上への移住が勧められ減少傾向ですが、
コタキナバル市内にはまだ水上集落が残っています。
最近は近代化が進む?水上集落
先日、ジャングルクルーズツアーへ行く前、
時間に余裕があったので、お客様へ聞いてみると、
ぜひ行ってみたいとのことでしたので、
ちょっとだけジャランジャラン(散歩)してきました。
それぞれの家は板張りの通路で繋がっていて、迷路のように入り組んでいます。
所々、板張りが抜けていたり、腐りかけっぽい板だったり、、
歩くときは多少注意が必要です。
でも、中心に通る真っ直ぐなメインロード?は、こんなに感じです。
コンクリートで出来ていて立派です。
これは今から4年程前に完成しました。
この通路の先は漁船専用の船着き場。
水上集落と言っても、
ちゃんと電気も通り、
水道管も整備されています。
鉢植えで飾られたり、この家にはパラボラアンテナも付いています。
小さな売店や喫茶店もあります。
子供達は元気に海に飛び込んで遊んでます。奥に見えるのは5つ星のリゾートホテルに隣接したゴルフ場。このギャップがなんとも言えませんね。
この村に住んでいる民族は?
バジャウ族という漁業民族です。
起源は300年位前にフィリピンからサバ州へ移ってきたイスラム教徒の民族です。
彼らは一生を水上で過ごし陸へは上がらないと言われていましたが、
近年ではいろいろな仕事に従事するようになりました。
そして、すぐ横には立派なモスクもちゃんとあります。
この水上集落はタンジュンアル地区という比較的訪れやすい場所ですが、ガイドさんと一緒に行くことをお勧めします。個人で行かれる場合には、特に女性は肌の露出の少ない服装で。住民はごく普通に日常生活を送っているので、相手にむやみにカメラを向けたりしないなど、注意しながら見学するようにして下さい。
ではでは。