ネコに優しい国・マレーシア
近頃、日本ではネコブームらしい。私が住んでいるボルネオ島のコタキナバルもネコがたくさんいます。 とは言っても日本とは違って、ペットというより野良ネコが近所の人たちに可愛がられて上手く共存している感じですかね。
多民族国家ですが、やはり国教はイスラム教。宗教的な関係で、イスラム教徒は犬に触りませんし、もちろん飼いません。だからよりネコが身近な存在になっているのかもしれません。同じくイスラム教の国トルコのイスタンブールもネコに優しい場所と聞いたことがあります。
近所の野良が赤ちゃんを産みました
よく行く近所の食堂にも数匹がいます。その店の店主が飼っているわけではないのですが、いつも同じネコが店内や周りをウロチョロしています。お腹が空けば餌を求めてお客の足元でお行儀よく座り、満腹になれば椅子の下で居眠り。
店主もお客も追い出そうとはしません。食を扱うので衛生的にどうかとは思いますが、そんなこと気にしてたら発展途上の国で生活はできませんね。食べ物を分け与える人、撫で撫でして構っている人などなど。
そんな中の一匹が赤ちゃんを産みました。お腹が大きかったので、そろそろかなぁとは思ってましたが、無事に産まれたようです。店主曰く、3匹だったようですが残念ながら1匹はすぐに亡くなったようです。
最初は母親から離れずにくっついていましたが、生後1ヶ月を過ぎた今では好き勝手に店内をウロチョロして遊んでいます。彼らを見ていると日頃のストレスなどは吹っ飛びます。
◉ネコの町・クチン
コタキナバルから飛行機で約2時間、お隣のサラワク州の州都クチン。マレー語でネコを意味するKUCHINGが町の名前になっています。 町のいたる所にネコの像が置かれ、猫の博物館もあるネコの町。ただ、名前の由来には諸説あるようで、その一つが果物のロンガン龍眼がたくさん取れたからという説。マレー語ではMATA KUCHINGと言います。MATAは眼という意味で、ネコの眼。マレーシアやインドネシアでは龍の眼ではなくネコの眼と言います。
サワラク州も熱帯雨林が広がり、オランウータンや天狗ザルなどの野生動物が生息している自然豊かな場所です。
ではでは。