ボルネオ島の案内人|遊・食・旅 'Blog

ボルネオ島のコタキナバルに魅せられ住み続けている筆者が遊び・グルメ・観光・旅情報などを発信

ヤモリは我が家の住人

南国のボルネオ島コタキナバル。民家の壁や屋根、5つ星ホテルの部屋の中でも出没する可愛い生き物。もちろん我が家にも出没します、というか住んでいると思います。夜になるとよく台所付近で大きな声で「キ、キ、キ、キッ」と鳴いています。意外と大きな音なので、夜中に聞くとちょっとびっくりします。

よくお客様から「夜中に何かの鳴き声が聞こえて怖くてよく寝れなかった」と言われることもあります。

 

可愛いヤモリの子供も住んでいます

家のヤモリ

 

ヤモリはすばしっこいのでなかなか捕まえるのは大変。

この子供のヤモリ、ちょっと元気がなかったのでちょっと心配です。

病気なのか空腹なのか私には分かりませんので、

とりあえず、いつも鳴き声が聞こえる所あたりで放したら、

すぐどこかへ逃げて行きました。

 

ヤモリは害がないので、見つけてももちろん殺したりしませんし、

逆に、虫を食べてくれるので助かります。

 

生きた物しか食べません。ハエ、クモ、ゴキブリ、蚊も食べるようです。

ただ、実際に食べている場面を見たことはありません。

幸いにも我が家はゴキブリがほとんど出ないので、

ちゃんと、始末してくれていると勝手に思っています。

 

アリを食べてくれたらもっといいのですが、アリはほとんど食べないみたいです。

日本でペットとして飼っている人は、生きたコオロギを買ってる人が多いと聞きます。

 

ヤモリに毒は無いので、このように手に乗せてて、万が一噛み付かれても大丈夫です。

噛み付かれたことはありませんが、痛くないようです。

何でか? ヤモリには歯がありません。

 

それに比べて、よく間違えられるイモリは毒を持つ種類もあるので、

簡単に触ったりするのは怖いですね。

 

よく夜になると台所で「ガサガサ」音がします。

ゴミを捨てに行くのが面倒な時は、

台所で出たゴミを小さなゴミ袋に入れてぶら下げているのですが、

その中によく入って、ガサガサしています。

生ゴミなんて食べないので、それに寄ってくる虫を探しているのかもしれません。

 

家を守ってくれるヤモリ、

ホテルの部屋などで出ても、

スリッパなので、叩いて殺さないで下さいね。

 

ではでは。

 

borneo-vacation.com

 

 

 

 

 

旧正月も祝うマレーシア

この時期になると、SNS上ではHappy CNY という言葉だらけ。CNYとはChiese New Year のことです。今年は今日28日が旧暦の新年です。

チャイニーズ・ニュー・イヤーとは言いますが、中国以外でもアジア圏では祝日になりお祝いする国が多いです。マレーシアもそうですが、他にシンガポール、台湾、韓国、ベトナム、インドネシアなど。祝日でなくてもタイやフィリピンでも祝い事はあるようです。新暦の1月1日を祝う日本の方が少数派です。

 

今年2回目の新年

f:id:borneo-vacation:20170128105711j:plain

 

他民族国家マレーシア

今日は新暦の1月1日に続いて今年2回目の新年を迎えました。

 

明けましておめでとうを現地の言葉で言うと、

中国発音ではGong Xi Fa Cai コンシーファーチャイ

私もこの時期に中華系の人に会えば、とりあえずコンシーファーチャイと挨拶します。

 

マレーシア語だと、Selamat Tahun Baru Chinaと言います。

Tahunは年、Baruは新しい、Chinaは中国なので、

中国の新年をお祝いしましょう!みたいなことでしょうかね。

 

Selamat スラマッ という言葉は単体では使いませんが、“祝う”という意味らしい。

ちなみに、

Selamat Pagiは、おはよう

Selamat Malamは、こんばんは、又はおやすみなさい

Semat Hari Jadiは、お誕生日おめでとう

などでSelamatは使います。

 

まだまだあるマレーシアの新年、

次の新年はイスラム暦の9月、そしてヒンズー暦の10月、

計4回の新年があるマレーシア。

ただ、イスラム暦の新年は祝日ですが、お祝いはしません。

一番のお祝いは6月にあるラマダン(断食)明けです。

 

旧暦、イスラム暦、ヒンズー暦、いづれも各暦の日数で数えるため新暦とずれ、

毎年日付が変わります。

 

これからしばらくは、朝、夜関係なく爆竹や花火の音がうるさい日が続きます。

お正月はやっぱり静かな日本風がいいですね。

 

ではでは、良い週末を!

 

borneo-vacation.com

 

 

 

 

コタキナバルの水上集落

近年、政府の方針でコタキナバル近郊の水上集落がどんどん無くなってきています。衛生面や子供達の教育などに悪影響を及ぼすので、陸地へ移住するよう指導しています。

市内に近い場所にも集落があり、そこはフィリピンからの難民が住み着いた集落で低所得者が多く、ゴミが水面に浮き不衛生な一角になっています。

※真面目に働く難民の人々もいますよ。

そこは政府が、市民や観光客が道路から不衛生な集落内が見れないようトタン板で隠しました。しかし、所々で板が落ちたり、折れ曲がったりして丸見えの箇所も・・。

 

先日、グーグルマップでおおよその場所に見当をつけて村訪問へ行ってきました。

休日や時間のあるときの村訪問は私の趣味のひとつです。

 

訪問した村が難民の住む村だった

コタキナバル郊外の水上集落

 

目指すは海沿いの村。

ストリートビューでも途中までしか出てこない村。

グーグルアースで上空からはなんとなく村の存在が分かる場所。

出発前は、どんな村なのか、どんな人と出会えるか楽しみです。

 

コタキナバル市内から車で約1時間半、

そこからはメインロードを逸れて細い道をしばらく進むと、

海の向こうに集落発見。(上の写真)

直線で行ければ近いですが、橋なんかありません。

どんどん細くなっていく道で迂回するしかありませんので、少し不安です。

 

目的地らしい集落に到着。

難民が住む集落

 

車を適当な場所に止めて村を散策しますが、

小さな村でお茶を飲むようなお店は見当たりません。

陸側にはお金持ちそうな鉄筋コンクリート造り家も。

 

そして、海側にはこんな家も、

水上集落で見つけた長いアプローチ

水上に建てられた家ですが、そこまでは専用の長〜いアプローチ。

こんな家でホームスティとか出来たら面白いと思って、

お宅訪問したくて途中まで歩いて行ったのですが、人影がなく引き返しました。

不審者と思われて通報されたら大変ですしね。十分不審者だったかも・・。

 

最初はモスクかと思ったこの綺麗な青色をした建物。集会場みたいです。

ある水上集落の集会場

 

これが村のモスク。

水上集落内のモスク

 

話を聞くには、子供達が集まっている場所が一番。

水上集落の元気な子供たち

 

どこに行っても子供たちは元気で笑顔で迎えてくれますね。

 

暑い日だったので、あまり外を歩いている人はいません。

外にいるのは元気な子供たちと私くらい。

 

上のモスクを中心に村が両サイドへ広がっているみたいでした。

 

ついでなので、モスクの右側も歩いて散策してきましたが・・・、

同じ村なのに、何か雰囲気が違いますが、気にせずに散策していると、

 

突然、ある家から女性が顔を出して声をかけられました。

村人「何やってる?」

私「散歩してるだけ」

村人「何人で?」

私「私ひとり」

と答えたら、家から出てきてくれて、車までなぜか付き添ってくれました。

歩きながら話を聞くと、この村にはフィリピンからの難民が住んでいて、

中には悪い人もいるから、気をつけないとダメ!だよと。

 

何度もこのような村訪問をしていたので、少し油断していたのかもしれません。

最初に雰囲気の違いを感じた時に、中に入るのを止めてればと思います。

何かがあってからでは遅いですからね。

 

コタキナバルで観光客が行くような場所は夜でも街歩きが出来て、治安は良いですが、

暗い裏道や、人通りの少ない道を通るのはやめましょう。

これは日本と海外の違いですね。

 

ではでは。

 

 

borneo-vacation.com