ボルネオ島の案内人|遊・食・旅 'Blog

ボルネオ島のコタキナバルに魅せられ住み続けている筆者が遊び・グルメ・観光・旅情報などを発信

世界最大の花 ラフレシアを見たい

旅行を予定している方のメール、実際にコタキナバルに到着した方からの電話で、たまに聞かれるのが「ラフレシアが見たい」「ラフレシアはどこで見れますか?」その花を見るのが観光の目的の一つにしている方がいます。何しろ世界最大の花ですからね。

 

その答えは、、

残念ながら、見れる可能性がある場所はご案内できますが、確約はできないんです。

 

ラフレシアが咲いているのを見れたらラッキー!

珍しい花・ラフレシア

 

開花シーズンや咲く場所を特定するのは難しいんです。

理由としては、

1.寄生植物(パラサイト)

受粉を助けているのがハエ。花粉を運びどこかに受粉をするのですが、特定の植物にしか寄生しません。

2.咲くまでに1年から2年。咲いている日数は1週間で、見頃は3−4日だけ

寄生してから咲くまでに要する日数が最短でも90日と言われ、多くは1年以上。物によっては2年3年と要することもあります。咲いた場合でも綺麗な状態で見れるのは3−4日目まで。その後は色が黒くなって枯れてしまいます。

 

つぼみは比較的よく見られます。そのつぼみが明日咲き始めるかもしれませんが、咲かずにそのまま枯れてしまう物も多いらしいです。

 

世界最大の花と言われてますが・・

咲き始めの小さなラフレシア

 

大きいものだと直径90センチにもなると言われていますが、ラフレシアにも数種類あるため、小さいものだと20センチ程度のものあります。

せっかく開花しているラフレシアが見れたけど、想像より小さかったという感想もよく聞きます。

大きさにもいろいろあるということを、あらかじめ知っておいてください。

臭いのか?

見頃の3−4日目頃は、臭いニオイはほとんどしません。それから、だんだん黒くなり始めるとハエを寄せ付けるために、ニオイを発してきます。花によっては黒くなってもあまりニオイを発しない物もあれば、逆に咲き始めにトイレのような臭いニオイがする物もあるようです。

 

見られる可能性のある場所は?

2箇所あります。

1.ポーリン温泉付近

この近辺を車で走っていると、道路脇にマレーシア語で“ラフレシアが咲いてるよー”という看板が出ています。近くの住民が出しているのですが、彼らの所有地内で咲いている場合にはこのように知らせています。

見学したい場合には、一人30リンギットを支払えば案内してくれます。

キナバル自然公園1日ツアー参加中でも、見たい場合には案内することは可能です。

 

2.ラフレシア・インフォメーションセンター

コタキナバル市内から車で90分程、タンブナンという山の中にあります。センターと言っても、小さな展示場の周辺一帯が山です。その山の中にラフレシアが咲きます。

山の中は専門レンジャーと一緒にしか入ることができません。咲いている場所が片道30分の場合もあれば、2時間以上トレッキングをする場所の場合もあります。

いづれにしても本格的なトレッキングになる可能性が高いので、それなりの服装で行く必要があります。

それと、蛭がいます!蛭避けソックスを着用しても、いろんな所から侵入してくるのでお気をつけください・・。私も以前、ここに行った日に家でシャワーを浴びようと服を脱いだら、足の指の間と背中の腰あたりにへばり付いていたことがあります。

 

とても珍しい花なので見たいですけど、日頃のおこないに任せてみましょう。

 

ではでは。

 

 

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