彼女にプロポーズしたいんですけど・・
コタキナバルに遊びに来ていたお客様から突然相談を受けました。相談と言っても彼が全てをプランニングされて男らしい方でしたね。私はただ、要望に添った場所をアドバイスした程度でしたけどね。
海辺のレストランでロマンチックに
できれば、夕陽が見れる場所でプロポーズしたいとのことでしたので、コタキナバルでも綺麗な夕陽が見れるホテル内のレストランを予約させて頂きました。
最初は電話で予約をしようとしたのですが、通常は受けていないとの答え。それならばと、交渉するために直接レストランへ出向いて、お客様の特別な日だからと再度お願いしたところ、快く承諾!(その後、綺麗にテーブルセッティングされてました!)
これで、一安心と思っていたら午後になって・・。
トラブルが発生!
当日は世界遺産キナバル自然公園1日ツアーに参加されてたのですが、ツアー進行の遅れや道路渋滞などでホテルへ戻ってくる時間が遅れ、夕陽には間に合わない、と担当ガイドから連絡を受けました。
Alamak!! あらまっ! と叫びましたね。
※この言葉はマレーシア語にもあるんです。日本語と一緒ですから使い易いですね。
彼氏と相談して、予定通りレストランで決行することになりました。翌日には帰国してしまうので日付変更が出来ませんでした。
その後、夜7時半頃からレストランで一生の思い出となる夕食が始まりました。彼から依頼のあった花束もレストランに届き、レストランのスタッフには花束を渡すタイミングを指示して、後はその瞬間を待つのみ。
他のスタッフもなんだか皆んなソワソワ。その日本から来た若いカップルに注目。いつだ、まだか、と私の顔を伺いますが、私もずっと近くで見て会話を聞いている訳ではないので分からないんですけど・・。
そしたら、スタッフからプロポーズしてるよ!と聞き、彼らの席を見てみると、彼氏が片膝をついて指輪を渡してるところでした。
感動しました。
彼女も喜んで涙しているようでした。
バラの花束も無事、彼女のもとへ。
その後、そこで飲み続けたのか、場所を変えてお祝いしたのかはわかりませんが、無事に帰国されて新たな2人の人生が始まっていると思います。
このお二方には、到着翌日にはツアーの手配ミスで大変なご迷惑をおかけしています。それでもお二人の寛大な心で許していただき感謝しています。
1年後、2年後、又はお子様連れで、是非、またコタキナバルへ来て頂きたいですね。
ではでは。