町中にある靴の修理屋さん
コタキナバル市内や郊外にある建物の軒下に、靴を修理してくれる人たちがいます。特にお店を構えているわけでなく、ちょとした空きスペースに座ってお客を待っているだけですが、どの修理屋さんも何かしらの依頼を受けて常に作業をしています。
最近?日本ではデパート内や駅構内に小さなお店の修理屋さんを見かけるようになりました。数十年前までは日本でも靴磨き屋さんが町中に座って営業していた記憶があります。
履き慣れた靴が壊れたらどうしてますか?
私は、日本に住んでいた時には一度も修理屋さんを利用したことがありませんでした。1足数十万円する靴を履いている人たちは、修理屋さんを利用しているかもしれませんが、私が買うのは安い靴なので、壊れたり、長く履いて踵がすり減ったりしたら、新しい物を買っていました。安物なので修理して履くなど考えもしませんでした。
しかし、今ではコタキナバル生活の中で靴の修理屋さんは必要不可欠な存在となりました。履いている靴は相変わらず安物ですが、修理代も安く、すぐに直してくれるので重宝しています。
◆修理屋さん通り
普段、私が利用している場所には20メートル位の間に修理屋さんが3〜4人並んでいますが、依頼はいつも同じ人にお願いしています。先週もジョギングシューズの底が半分剥がれたので修理してもらいました。
太い針と糸を使って縫っていくのですが、素手で縫い上げていきます。針を靴に刺し入れる時に手が痛くないのか心配になります。今回お願いしたのは片方だけだったので約10分で終了しました。料金は300円程です。
修理方法はその物次第です。カッターを使って切ったり、専用の強力な接着剤を使ってくっ付けたり。それらの修理工具が入った小箱を足下に置き日々作業をされています。今回の修理の最中に、小さなお子様を連れたご夫人が立ち寄り、子供が履いていたサンダルの踵部分の生地がちょっと剥がれたので、修理をお願いしていました。そしたら、ちょこちょこっと接着剤を付けて修理完了。
ご夫人:「いくら」
修理屋:「いくらでも。気持ちだけ」
ということで、60円程支払っていました。ちょっと接着剤を付けるような簡単な物だとこのような料金設定になります。
靴以外にも、カバンや財布などの修理をしてくれます。頻繁に行く場所ではありませんが、いざというときには大変便利な修理屋さんです。
ではでは。