サバ州はサメ保護区域です
サメは獲らない・食べない・提供しない
今週、ショッキングな画像がSNS上で広まり、ニュースでも報道されました。マレーシアでも4、5年程前からサメ捕獲の自粛を促す風潮が始まり、世界的なホテルチェーンでは、フカヒレ料理の提供を禁止しています。
コタキナバルにあるシャングリラ系列ホテル、スターウッド系列ホテルなどもフカヒレ料理は提供していません。
市内にあるシーフードレストランでもフカヒレの提供を中止していますが、まだまだ要望があれば提供しているお店もあるようです。レストラン側にも言い分があり、完全中止したら漁業者が生活できない、とのことですが・・。
話題の画像がこれ
サバ州東側のセンポルナという地域で撮られた写真の一枚。多くのサメが死んでいる写真が投稿され問題に。
サバ州は保護区域として捕獲中止を呼び掛けていますが、このように漁はいまだに行われているのが現状です。サバ州では捕獲中止、商品販売中止ということになっていたかと思いますが、呼びかけだけで、法律的にはまだなのか、、ちょっとその辺は疑問。
サバ州近海では昔からサメが多く生息していて、サメで出会えるダイビングスポットとしても世界的に有名です。
ただ、近年では乱獲のため生息数が30年前と比べて8割ほど減少しているようです。
その捕獲方法が残忍で、フィンニングと言われ、高級食材となるヒレ部分だけを切り取り、そのまま海に放すという方法。切りとられたサメは生きていけずその後死んでしまうようです。
日本人もフカヒレは好きですよね。マレーシアでは消費者の多くは中華系ですが、新年や結婚式などのお祝いの席では食べられます。これは彼らの文化・風習なので全面禁止というのもちょっと難しいような気もします。
日本も世界中から批判されている食文化ってありますからね・・。
ではでは。