消えてしまう水上集落 ペニンバワン村
7、8年前頃から政府の取り組みで、この水上集落は陸地への移住が始まりました。住民にとっては住み慣れた環境、でも衛生面や安全面などを考えると移住も仕方ないのかもしれません。
通勤・通学は木造りボート
このペニンバワン村(Penimbawan)に住む人たちの交通手段は小さなボート。
スルソプ村にある桟橋から約15分、対岸にある村に着きます。
以外と立派な桟橋です。ここで待っていればボートが適当な間隔で対岸まで運んでくれます。ボートでお水や食料なども積んで運んでいます。
今回は、学校帰りの子供たちと一緒のボートになりました。この子たちは毎日このボートで通学しています。船頭曰く、最大で15名まで乗れるそうです。
ボート上ではみんな静かで動きません。激しく動くと転覆の危険がありますからね・・
マングローブ地帯の中へ進みます。どんどん奥へ進むと小さな桟橋があります。
ペニンバワン村に到着です。今では、ごくわずかになってしまった水上集落。もう集落とは言えないくらいの数しか残っていません。多くの家族が裏側にある陸上に移っています。
カニクイザルも沢山出没します。
派手な色をした家があります。まずはピンク色
陸上に建つ下半分だけ緑色
陸上にある高床式住居の黄色
そして、なんとも言えないですね。。
陸上に移っても住み慣れた住居設計の高床式に住んでいる家族が多いですね。
みんな人なつこいですがシャイです。何度も会っていますが、写真を撮ろうとすると嫌がってしまう子供や大人が多いですね。このグループは撮って欲しいグループ。
雨が降ってきたので、そろそろ戻ります。この船頭さんとは長い付き合いです。この村へ行く時に連絡をすると桟橋でちゃんと待ってくれます。
水上集落は恐らく近いうちに完全に無くなってしまうと思います。ただ、ペニンバワン村自体が無くなる訳ではないので、彼らの素朴な人柄や文化、風習などはずっと残って欲しいと思います。
ではでは。