ボルネオ島の案内人|遊・食・旅 'Blog

ボルネオ島のコタキナバルに魅せられ住み続けている筆者が遊び・グルメ・観光・旅情報などを発信

手軽に食べれる「森の豚」

先日、「紅の豚」が何度目かの放送でも高視聴率というヤフーニュースを見ました。今回は「森の豚」の話しです。コタキナバルでは手軽に「森の豚」が食べれます。中華系のお店に行くと、その日に仕入れた時には勧めてくれます。

マレーシア語で豚はBabi, 森はUtan (Hutan)

「森の人」Orang Utan オランウータンはよく知られています。

イノシシ(猪)のことをBabi Utan と言います。

 

歯ごたえがあり、脂身が美味しい

イノシシ Babi Utan

 

日本ではシシ鍋として食べることが多いと思いますが、ごく一部でしか食べれないと思います。私は日本では食べたことがありません。

こちらでの食べ方は、獣臭を取るためスパイスや生姜、ニンニクなどで煮込んだ料理が多いです。先日、行った店でも生姜と醤油ベースで煮込んでました。

 

夕飯を持ち帰りしようと思って立ち寄った店で、「Babi Utan あるよー」と言われたので思わず持ち帰りして、ビールのつまみとして食べました。

美味しいイノシシの肉

10リンギット(約250円)分を買ってきましたが、この写真はその約半分。日本のような高級食材ではありません。これでも、豚肉よりは多少高めです。

臭みはなく、美味しくいただきました。

豚肉より歯ごたえがあり、脂部分も美味しい。毎日食べたらコレステロール値が上がって大変そうですが、たまにはいいでしょう。

 

田舎に行くと、豚肉と猪肉の生肉の両方がキロ売りされているのを見かけます。切り売りされているので、どちらがどの肉なのか一見分かりません。以前に友達と買いに行った時に教えてもらった見分け方は、皮を見て毛穴が3本固まっていれば猪らしいです。

 

ちなみにイスラム教徒は豚は禁忌とされているので食べません。イノシシを家畜化したのが豚なので元となるイノシシも食べません。

イスラム教徒の友達A君が昔、日本に研修で行った際にホームスティ先での夕食時に、ホストファミリーの父親Bさんと交わした会話。

A:「これは豚の肉ではないですね?」

B:「違うから大丈夫」

A:「この肉美味しいですね。何の肉ですか?」

B:「イノシシの肉だよ」

A:「・・・・」

 

コントのようですが、本人にとっては深刻な問題。でも、知らず知らずに食べてしまったものは、お祈りを捧げれば許されるらしく、その夜はマレーシアに国際電話をかけて父親に説明をし、その後に一生懸命にお祈りしたみたいです。

良かったですね・・。

 

ではでは、良い週末を!

 

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