ボルネオ島の蛍について
こんにちは、コタキナバル現地ツアー会社のブログです。
ボルネオ島旅行の楽しみはいろいろですが、人気の1つは野生動物見学と自然のイルミネーションが美しい蛍鑑賞。ボルネオ島固有種の動物はもちろんですが、蛍もなかなか日本では見れませんので、初めて見た!というお客様が多いです。
ジャングルでの夕焼け後の蛍鑑賞
ここサバ州に生息している蛍に関して。
そもそも蛍は甲虫目( コウチュウモク)ホタル科の昆虫。
カブトムシやクワガタ、てんとう虫も甲虫目のようです。
世界で何種類いるのか?
世界で100属以上、約2800種類と言われていますが、まだまだ近年でも新種が見つかったりしているので、これからも増えていくと思います。
ちなみに私がマレーシアに来た10数年前には約2000種と聞いていました。
サバ州で見れる蛍は?
マレーシアで見られる蛍はPteroptyx プテロプティクス属の8種類。
サバ州で見られるのはそのうちの下記の5種類。
1. Pteroptyx Tener
2. Pteroptyx Beami
3. Pteroptyx Malaccae
4. Pteroptyx Valiola
5. Pteroptyx Gelasina
場所により生息している種類が違います。
我々のジャングルクルーズのツアーで行く場所には1〜3がいると言われてます。
特に多いのが1のTenerで、次は2のBeamiです。
特にBeamiは活発で、点滅しながら木々から離れ、幻想的に舞い上がり、こちら側に近寄って来くるので、これはかなり感動モノです。
ここで見られる蛍の光の点滅は日本のホタルより早いのも特徴のひとつです。
蛍の寿命は?
蛍は、卵>幼虫>さなぎ>成虫となります。
成虫までは数ヶ月かかりますが、成虫の寿命は1−2週間。
成虫は口が退化して、何も食べず水分しか体に吸収出来ないからでしょうか?
こんな話を聞いたら、点滅して舞う姿に哀愁を感じてしまいますね。
綺麗に見れる時間帯は?
暗くなったらいつでも同じように点滅するわけではなく、
19時から22時位の時間帯が一番強く光ります。
オスもメスも光りますが、メスはあまり動きませんが、オスはよく舞います。
どうでしょう、以上が簡単ですが蛍に関する豆知識でした。
弊社で人気のジャングルクルーズツアーでは、
テングザルなどの野生動物を見て、
夕焼けを見て(天候次第)
蛍を見ます。
たっぷり2時間以上のクルーズになります。
他、カヤックツアーも夕食後に蛍鑑賞へご案内しています。
ゴールデンウイーク期間もまだまだご予約受付中です!
お待ちしてます。
ではでは。